赤外線サーモグラフィ法とは
1) 建物外壁の仕上げモルタルやタイルが剥離すると、その裏面に空気層ができる。建物外壁仕上げ面が太陽の日射などの気象変化を受けると、建物の表面温度に差を生じる。
2) 剥離の隙間に生じた空気層は大きな断熱性を持つので、仕上げ材が剥離している部分では、外壁表面と躯体との熱伝達が小さくなる。
3) 建物外壁仕上げ面が太陽の日射などの気象変化を受けると、建物の表面温度に差を生じる。
● これらの外壁表面に生じる温度差を、赤外線サーモグラフィ装置によって計測し、得られた熱画像からモルタルやタイルの浮きの有無を調査する方法である。
特殊検査液発光法とは
1) 紫外線を照射すると発光する特殊な漏水検査液を高圧洗浄機で建物外側から吹き付け、建物が台風の様な激しい風雨にさらされている状態を作る。
2) 建物外壁面、屋上防水面等に水溜りを作ってその後特殊検査液を投入し長く降り続くシトシト雨の状態を作る。
● これらの工程により普段雨漏りしている状態を再現し、その後部屋内より紫外線探傷燈で雨 水の浸入口へとたどり着かせる方法である。
工業用ファイバースコープ法とは
1) フレキシブル超小型カメラを手の届かない所(屋根裏、壁内部、軒先内部、換気口等)に投入する。
● 手元の液晶ディスプレイ上にカラー映像を映し出し動画、静止画を撮影して雨漏りの浸入口を探し当てる方法である。